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商品開発 第8章 商品開発の進め方−パッケージ−(4)
商品開発の手順の一つに、パッケージデザインに関する顧客調査があります。
有名なデザイナーがデザインしたら必ず売れるという保証はありませんし、無名なデザイナーであれば売れない訳でもありません。
デザイナーの提案で、実際にいくつかダミーのパッケージをつくり、陳列してみて、売場で目立つか? 顧客がどう思うか? を調査します。
例えば、商品の中身が見えるようにして欲しいとか、もう少し目立つパッケージにした方が良いとか(パッケージがシンプル過ぎたり、単純であれば、一般的には強力なNB商品が選ばれる傾向にあります)、容量が多すぎるとかの意見がでてきます。
売場での購買行動からの視点や実際の生活の場面での使い勝手からの視点など、女性ならではのきめ細かい意見が聞かれることも多く、商品の完成度を高めることにつながります。
また、最近では外包装(ダンボール)のまま商品を積み上げて大量陳列したり、外包装のまま棚に陳列することもありますので、その辺も考えてデザインする必要があります。
特に、ドライグロッサリー商品では注意が必要です。
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商品開発 第8章 商品開発の進め方−パッケージ−(3)
どんな商品も、いくら品質がよくて価格が手頃でも売れなければ何の意味もありません。
そのために、商品開発の意図や商品コンセプトを買い手である顧客に分かりやすく伝えることが必要になります。
これもパッケージングの大切な目的です。
商品のパッケージが顧客の目に触れるのは、テレビ、新聞などのマス媒体による広告と小売店の売場になります。開発した商品が売れるためには、場所はどこであれ顧客の目に触れること、目に留まることが最低条件です。
【アイドマの法則】
パッケージの善し悪しは、「アイドマの法則」で確認することでチェックします。「アイドマの法則」とは、一体どのようなものでしょうか。
これは顧客が商品を購入するまでの心理的な段階を5段階に分け、それぞれの行動のイニシャル(AIDMA)をとって名づけられたもので、広告から小売店の店頭までのマーケティング活動をチェックする方法です。
かなり使い古された感があり、新たに色々な項目を付け加えたりされている場合がありますが、その基本的な項目です。実際の判断基準では、この5段階で評価する場合が多いでしょう。
・第一段階・・・Attention(注意)
・第二段階・・・Interest(興味)
・第三段階・・・Desire(欲望)
・第四段階・・・Memory(記憶)
・第五段階・・・Action(行動)
「アイドマの法則」に照らすと、次のようなチェックを行うことになります。
○小売店の売場で顧客の注意を引くパッケージか?
○小売店の売場で顧客に興味を持たれるパッケージか?
○顧客にすぐにその商品を買ってみたいと思わせる様なパッケージであるか?(出来立ての料理の写真などで美味しさやシズル感を表現したり、顧客の使用場面が目に浮かぶ写真や使用方法を分かりやすく表現するなど)
○顧客の記憶に残る分かり易いブランドネームや商品名で表現されているか?
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商品開発 第8章 商品開発の進め方−パッケージ−(2)
パッケージ、特に商品を数個まとめた外装パッケージの大きさは、商品配送時の物流コストに影響を与えます。
パレットや配送車、保管場所など、どのサイズが最も効率的であるかを慎重に設計しなければなりません。
パレットサイズは、共通化していますので、パレットサイズに合わせた外包装設計をし、各流通段階で必要とされる積み替え作業の回数を見直す必要があります。
作業の合理性のもう一つは、販売する段階での陳列補充作業の軽減化です。
具体的には、商品の外装ダンボールのままの陳列やケース売りを想定しておかなければなりません。
ケース陳列では、原則としてテープカットを外装のダンボールケースに入れておく必要があります。しかもテープカットが、簡単に売場スタッフの方でも出来るようにしておかなければなりません。
グロッサリー商品を開発する時は、特に注意が必要です。売場ではテープカットされた商品がそのまま陳列されますから、デザインもその姿を想定して開発しなければなりません。
従ってダンボール外装は、『テープカットを入れる場合』と『ケース単位で販売する場合』のいずれについても、POPの役割を果たすという視点で、外装デザイン、商品特徴などの表現を定めておく必要があります。
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商品開発 第8章 商品開発の進め方−パッケージ−(1)
1)商品の保管、配送、販売などを行う上での『品質の安定・保全』を図る。
2)商品の保管、配送、販売などを行う上での『作業の合理性』を図る。
3)商品のブランド、品質、機能、特徴などを顧客に伝えて『販売促進』を図る。
(1)品質の安定と保全
パッケージングによって品質の安定、保全の目的を果さなければならないことは言うまでもありませんが、一方で過剰包装になったり、リサイクル出来ない包材を使用することで、地球環境に負担をかけることが無い様に十分な注意が必要です。
特に、パッケージングの方法によって、『ごみ』を減らしたり、資源の無駄使いを防止することも、重要な課題です。
・詰め替え商品の開発
・簡易包装商品の開発
・再生紙使用のパッケージ
・再生プラスチックや再生可能プラスチック包材の活用など
品質の安定・保全の基本項目と環境問題は、パッケージングにとってワンセットと考えておかなければなりません。
※日常品について書いています。ハレの商品・ご贈答用などは、別物と考えて下さい。徐々に、環境問題を取り入れてきていますが、まだまだ別の物です。
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